プレゼンの勝者とは誰なのか?
マーケッターの仕事をしているとプレゼンの場面は必ずある。
世界のどこにいてもそれは変わらない。
戦いたくないから事前の根回しにより、プレゼンをしない状況を作る、という人もいるが、結局それもプレゼン。
プレゼンからは逃げられないのだ。
プレゼンにおいて一番大切なこと
それはゴールイメージだ。
そもそもクライアントは、課題を解決することで得たい利益がある、のだ。
それが一体なんなのか?それが見えているか?
それが見えていればその解決法を教えてあげれば良いのです。
さらにいうなればその方法を採択してもらうことで、予定以上の利益があれば良いのです。
それが適正な価格と納期であれば、その企画は通ります。
あとはゆっくりと話せば良い。
論理はとても簡単。
最小限のテクニック
論理が見えたらあとはプレゼンを因数分解して丸裸にしてしまおう。
話のお供としてプレゼンシートは作りたい。
大まかに下記8つに分かれる。
- 自己紹介(場合によって省かれる)
- 今回のミッション(意識合わせ)
- 提案内容(これを)
- それをクリアするための手段
- 手段(x)
- 変化予測
- 実現に必要な物資・人員
- 実現に必要な工程
- 実現に必要な費用
こんなところだと思う。
それを1テーマ、1シートでまとめてゆけば良い。
はっきり言って文字入らない。
1シート40文字で抑えるよう努力してみる。
もちろんそれで伝わるよう、画像やグラフ等のビジュアル用の選定は無茶苦茶大事。
ここで大切なことをひとつ。
審査員も話を聞き、理解するのが面倒臭いのだ。
クライアント(ここでは審査員)が客観的に見えるのもマーケッターの必要資質だね。
伝わらないと0である
伝え方こそ無限にある。
まず言えるのは相手に伝わらなければどんなに良い提案も0点であるということ。
チェックポイントは下記。
- ゆっくりと話しても、許容時間に間に合う内容か?
- 余裕を持って話せるテキスト量か?多いときっと途中でテンパる。
- 最悪、しゃべりで失敗しても伝わるシート内容になっているか?
- 俺と関わると楽しくなる、よくなる、という雰囲気が出せているか?これはファッション、スライドの作り方に現れるね。
結論:負けるためのゲームである
得たい目的があり、そこに向かって突き進む。
これはゲームそのものだ。
気負わず、ラスボスを倒すくらいの楽しさを持って取り組めば良い。
勝利すれば当然嬉しいが、それ以上に何もなく、次の瞬間から実装に向けて動き始める。
実はそれって幸せなことことか?
プレゼンって、勝者よりも敗者が得られるもののが大きい。
敗者の場合の準備期間は果たして無駄だろうか?
いやいや、そんなことはない。
ここで細部に渡って反省が抽出できれば、君は勝者だ。
プレゼンに負けて、勝負に勝った
勝者の場合、万が一、プレゼンやそこに至る企画にミスがあっても帳消しにされるのだよ。
プレゼンは負けて、成長するためにある、と思えばよろしい。
健闘を祈る!